ASIST 産総研 東北サテライト

航空宇宙産業研究会の設立趣旨と入会のおすすめ

 航空機産業は先端技術や新素材(CFRP、チタン合金、インコネル等)及び部品をシステムとして統合する高付加価値産業であり、その高度で先進的な技術は他産業に広く波及する効果を有しています。また、航空機の製造には非常に多くの部品を必要とし、中小企業を含めて広い裾野産業が関連産業として存在します。
 米国ボーイング社の新型機である「ボーイング787型機」の開発遅延や世界同時不況等による停滞はあるものの、依然としてボーイング787の量産拡大や三菱重工業のMRJ及び欧州エアバスの次世代機などへの需要が高まりつつあり、日本の技術や素材により、世界の航空機産業を支える時代が目前に迫っております。
 東北地域の中小企業は、従来から高度な金型加工技術を保有しており、高精度加工や難削材加工などの多品種少量生産に強みを発揮して参りました。
 航空宇宙産業は、部品点数が200万点以上と自動車部品の4万点よりはるかに多く、生産の殆どは多品種少量生産になります。高精度加工や難削材加工も必然的に多くなり、東北地域の中小企業が参入する要素が多々あります。
 従いまして、航空宇宙産業は自動車産業と相俟って、東北地域企業の新たな分野への転換や基幹産業でもある金型・治工具、精密機器、電機・機械産業等の振興に寄与する産業であり、大きなビジネスチャンスの存在とともに、広く地域に根ざした産業となりえます。
 本研究会は、東北地域における航空機産業の振興を目的として、最新技術情報の提供や共通課題の解決および必要とされる技術要素や設備等を明らかにし、それらの整備および事業化に向けた活動を実施致します。
 皆様方には、本趣旨をご理解・ご賛同いただきまして、本研究会に入会いただけますようお願い申し上げます。