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海域地質図プロジェクト

研究カタログ

海洋利用を目指した新たな挑戦

資源開発・海洋利用に向けた海洋地質情報の整備

周囲を海で囲まれている日本は、海洋立国を実現するために、更なる海洋の有効利用が重要となる一方、津波や台風といった海洋 由来の災害の危険性についても把握する必要があります。そのため、海底に記録される海洋地質情報を読み解くことは、安心・安全 な社会を構築するという観点から非常に重要です。海洋利用・開発のためには、海底地盤や海底活断層の分布、現在の海底環境の把 握が必要であり、さらに大規模な災害をもたらす巨大地震の発生のメカニズム等への理解の深化が期待されています。加えて、日本 の国土面積の大部分を占める海洋底には未だ開発されていない金属・レアアース等の鉱床が眠っていることが期待され、昨今の経済 安全保障上の観点から日本固有の資源として、その把握が推進されています。

Research

国土の基礎情報として海洋地質を把握

今後利用が進む新たなフロンティアである広大な海底を調査 しています。音波、磁力、重力を使った物理探査によって海底 面や海底下の状況を調べます。また海底から堆積物や岩石を採 取し、その特徴や地質年代を調べます。これらの情報を基に、 海底面及び海底下の地質情報整備を進めています。また海洋利 用を目指した新たな挑戦として、複数の調査機器を搭載した深 海曳航型探査機の利用や展開、これまで取得した物理探査デー タや海底面の堆積物の情報などをまとめ、より社会実装を目指 した地質情報の整備にも着手しています。

Achievement

日本周辺海域を網羅した地質情報整備と利用

  • 広域図(100万分の1、200万分の1、300万分の1縮尺) を8 図、より詳細な20 万分の1縮尺の海洋地質図(海底地 質図・表層堆積図)を95図の計103 図を現在までに整備
    (出版情報:https://www.gsj.jp/Map/JP/marine-geology.html
  • 高分解能海洋地質調査手法の開発・展開
  • 海底資源賦存域や海洋活断層分布域における高分解能地質情 報の取得やその評価、海底の底質分布の把握等を通じた海洋 利用への基礎情報の提供を行い、国策へ貢献
海洋における海洋調査手法の例と調査機器

海洋における海洋調査手法の例と調査機器

Future
  • 国の知的基盤整備の一環として日本周辺海域の地質調査を実施
  • 海底資源開発、海洋利用に向けた地質情報の高精度・高分解能化

Keyword

固体地球科学、海洋地質、海洋利用、海底資源、地質災害

担当者

井上 卓彦、荒井 晃作

Takahiko Inoue, Kohsaku Arai


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