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地球温暖化と化石燃料の枯渇は重大な環境問題としてクローズアップされてい
ます。燃料電池の利用を中心とする水素エネルギー社会の確立はこれらの問題を
解決するための有効な手段です。一般に、燃料電池システムで使用される材料
は、水素環境に曝露されます。ステンレスや炭素鋼などの金属材料の水素脆化に
ついてはこれまで数多くの報告例があります。しかしながら、プラスチックやゴ
ムなどの有機材料の強度特性への水素の影響に関する研究は報告例がほとんどあ
りません。高圧水素容器などに用いるステンレスや炭素鋼などの金属材料、樹脂
やゴムなど高分子材料の強度特性に対する高圧水素の影響を定量的に把握して明
確にするために、九州大学と産業技術総合研究所は2006年に共同でNEDO事業「水
素先端科学基礎研究事業」を受託し、研究センター”HYDROGENIUS”(Hydrogen
Industrial Use and Strorage)を設立しました。このシンポジウムでは、本事
業における高圧水素ガスシールのためのゴム材料に関するHYDROGENIUSの研究成
果を紹介し、招待講演としてゴム材料の力学、構造に関する権威である
Professor Alan N Gent (University of Akron, USA)、Professor Changwoon
Nah (Chonbuk National University, Korea)、Professor Yoshihide Fukahori
(Universiry of London, UK)をお招きし、ゴム材料に関する議論を深める予定です。
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