1.人間の状況認知・遂行能力の評価・支援技術の開発
注意や認知の機能を制御する意思の働きを日常生活場面で計測する技術を開発するとともに、人間の認知処理容量の計測のために、近赤外光を用いた脳機能計測を確立し、全脳の酸素代謝量計測技術の研究開発を行います。また、大量データ処理・モデル化技術を用いて、行動予測に基づく健康・安全状態の評価技術を開発するとともに、社会集団における知識形成のモデル化を行い、個人への支援サービス技術を開発します。
2.心身の適応力の向上のための評価・支援技術の開発
心身機能を維持・増進するための技術の開発と実用化を目標として、生活環境の変化や心身へのストレスにも適正に対応できるように、主に循環器系機能の適応性を評価・維持・向上させる技術を開発します。そして、多様な心身機能やそのレベルにも適応した生活製品、生活空間等の設計を支援する技術を開発します。
3.生活自立支援のための身体機能回復技術の開発
生活支援・リハビリテーション技術として、騒音を出さず身体への親和性の高いソフトアクチュエータ技術、および機能低下補償のための支援技術を開発します。また、機能回復のプロセスおよび要因を明らかにするために、動物を用いて脳の適応力機構を解明して、次世代リハビリテーション技術の指針を提供します。
4.安全で負担の少ない医療機器技術、医療高度化支援技術の開発
患者や医療従事者に負担の少ない医療機器技術、医療高度化の支援技術の開発と実用化を目標として、再生医療と代替医療の融合技術、患者の体型に対して最適化したパーソナライズド人工骨・関節デバイスの開発、小児用回転式血液ポンプ、生理情報ガイド穿刺システム、軽負荷医療のための物理的・生理的計測評価技術などの開発と実用化を推進します。
5.人間生活に関わる製品・環境の評価・設計支援のための規格化等の推進
高齢者や障害者の感覚・身体特性に適合した製品・環境設計技術(アクセシブルデザイン技術)を開発し、その評価技術の標準化を進めます。また、医療技術の安全性や有効性に対する評価方法の研究(レギュラトリーサイエンス)を行い、それに基づいた規格化・標準化や医療機器開発ガイドラインの策定を行います。
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