産総研北海道センター特許情報

発明の名称: セルロース系物質の糖化方法

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特許番号第1400009号
出願番号特願昭57-34390号
出願日昭和57年(1982)3月3日
発明者加我 晴生、 西崎 寛樹、 三浦 正勝
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 紙、布、わら、都市ごみあるいは木材などセルロースを含むセルロース系物質を糖化する方法として、 酸糖化や酵素糖化法が検討されてきた。これらは耐酸性材料・酸回収率が低いこと、 酵素が高価・酵素反応が極めて遅いことなどが欠点となっている。この欠点を補うため、 熱分解によりセルロース系物質を急速に低分子化させ、タール状物質を高収率で回収することを目的とする。

発明の効果: 工程が簡単で安価、反応が急速かつ収率の高いセルロース系物質の糖化方法の提供。

発明の概要: セルロース系物質を気流中、350-500℃で熱分解し、生成する揮発性物質を凝縮して タール状物質を回収し、レボグルコサンの粗結晶を単離すること、加水分解による糖類のグルコース転化を 特徴とするセルロース系物質の糖化方法。

図面:

付図