コア代表からのメッセージ

Research Core for Deep Geological Environment / AIST

深部地質環境研究コア代表 渡部芳夫
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深部コアについて
深部コア:研究紹介
エトセトラ

産総研の地質分野は,国内随一の地球科学総合研究機関として研究を進めていますが,同時に国による地質の調査業務の唯一の実施機関として,我が国の国土の地質について客観的な情報を蓄積しています.この客観性を持った中立的な機関という位置づけにより,国だけでなく国民・社会全般に向た信頼性の高い中立的な地質情報の提供と技術的専門的意見の発信という役割は,国の施策の実施についての国民の信頼の醸成にも貢献しています.

この中で,産総研地質分野では,放射性廃棄物の地層処分事業ならびに国民の両者の安全確保を目的として,廃棄物地層処分研究を戦略課題として設定しています.深部地質環境研究センターを平成13年に設立して以来,原子力安全・保安院からの委託を受け, 地層処分の安全規制に役立つ地質学分野の研究を実施してきました.平成18年度を持って同研究センターは終了しましたが,地層処分の安全研究を産総研地質分野全体のミッションとして再確認し,地質分野の全ユニット(活断層研究センター,地圏資源環境研究部門,地質情報研究部門,地質調査情報センター)において実施しています.

本地層処分の安全規制支援研究のように,政策当局の明確な政策ニーズに基づいた明瞭な要請があり,産総研が対外的に代表制明示する必要があるものについて,平成19年度より研究推進体制の総称である研究コアを設置することとしました.深部地質環境研究コアは,産総研地質分野で実施されている安全規制支援研究に対し,一元的な代表制を確保して,外部へのプレゼンスを確保する役割を持っています.

我々は,中立的専門機関としての研究推進とプレゼンスの確保にさらに努めるとともに,地層処分事業に関する先進的な成果を確保するため,情報収集,ニーズ発掘,長期的体勢と研究テーマの優先順位付けを行い,長期的な課題設定とそれに従った人材育成を戦略的に行います.これによって,知識並びに人材の提供という役割,ならびに専門性と同時に先端性の高い人材の確保に向けて,実際に研究を実施する研究ユニットと共に努力するところです.


平成19年4月
深部地質環境研究コア代表
渡部芳夫